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2011年05月 アーカイブ

絶世の美女の現実感

善意もブルック・シールズくらいとびぬけていないと話題にはならないということです。


その点、恋人宣言やら離婚やら、服を脱いじゃってニュースになるなんて本当に楽チンですよね。


手っ取り早いほうを選びたい、これ人間の心理として当然のことだもの。


・・・といっても、世の中よくできたもので、ブルック・シールズのこの現実離れしたキャラクターが、どうも女優としては決定打のない要因。


実際はバッグ カジュアルなどを愛用する庶民的な一面を持っているとしても、そのあまりの美しさはあまり現実感がありません。


『サハラ』(83)も、恋あり冒険あり、そして彼女の容姿を生かすため、イタリアのファッション・デザイナー、ヴァレンチノの作品を起用と大サービス。


彼女の魅力をあますところなく描こうと思えば思うほど、お話のほうも現実離れしてしまうという矛盾。


何しろ現代という時がテーマなら"共感できる"ということがいちばん求められることです。


これだけ並はずれた容姿と頭と心をもっている彼女にはこれがチトむずかしいのです。


・・・というわけで、時代も場所もタイムトリップせざるをえないのですね。

美しくなる秘訣はつねに他人の視線の中にある

『サハラ』の中で、ストーリーに関係なく彼女がもっとも美しく見えるファッションがあります。


それはごくシンプルな白い布っきれを着ただけという感じのドレスとカーキーのオーバーオール。


技巧をこらした男装はちょっとチグハグで笑いを誘いますが、こういうスタイルの時はハッと息をのむほどきれい・・・。


"シンプル"は「才色兼備の女」にしか似合わない。


・・・つくづくそう思いました。


これじゃあ、何でもないフツーの服を着てオカミさんは演れない、それが現実。


さて、わたしがいつものバッグ カジュアルを持ち、とあるデザイン事務所で打ち合わせをしていた時のことです。


3時近くになったら急に男性たちがソワソワし出しました。


ちょっと休みましょうといいます。


お茶でも出してくれるのかと思ったら全員ドアの外へ出て、一階にあるガラス張りのエアロビクス・スタジオを見下ろせる位置に陣どりました。


何と1日のうちでこの時間の振りがいっとうエロチックなのだと・・・。

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