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2011年07月 アーカイブ

中高年女性のカガミ

『フラッシュダンス』で吹き替えを問題にされた同じ製作者の苦心のシーンでもあります。


ナンシー夫人の着こなしは中高年女性のカガミですね。


80年のレーガン大統領の就任式で話題を集めたもののひとつが、新ファーストレディー、ナンシー夫人の金に糸目をつけぬ豪華な衣装でした。


お気に入りのデザイナー、ガラノス、アドルフォ、ビル・ブラスのイブニングをとっかえひっかえで、ジャッキー以来のファッショナブルなファーストレディー誕生と、ことにファッション界からは好意をもって迎えられました。


・・・ところが、お祭り騒ぎが静まると、いっこうに好転しない景気や失業問題をかかえているにもかかわらず、ゴージャスな衣装クレイジーぶりを発揮し続けるナンシーさんに非難が浴びせられます。


デザイナー個人の名声を高めるために無償でドレスを提供され、宣伝にひと役かっているとか、ファッション界の発展のために大統領夫人が手を貸すのは当然だ・・・


・・・とまあ話題の質はともかく、久々に世間の眼がファーストレディーのバッグ カジュアルやファッションに集まりました。


しかし、好き嫌いは別にして、ナンシー夫人の装いといえば、ああ、とわかるほど、この人の服の趣味は一貫しています。


型はごくオーソドックス、素材は最高のもの、そしていつどこでもスキのないキチンとした着こなしなのです。

着こなしのポイント

夜の服は小柄でナデ肩の体型をことさら強調するものばかり選んでいるようでピンときませんが・・・


昼の装い、特にスーツの着こなしは、この年代の日本女性にもぜひ参考にしてもらいたいなあとつくづく思うほどです。


そのナンシー夫人が大統領とともに来日。


初日はグレーの濃淡でまとめたスーツとパールのネックレス、バッグ カジュアル


2日目は真紅のカーディガンスーツと黒のブラウスと、同じスーツスタイルでも、色でガラリと印象を変えた装いでした。


よく見ると背中も曲がりぎみでちょっと老いを感じさせますが、政治家も、その妻もソレが少しでも見えたら政治生命も終わりなんだそうです。


レーガンがシワをとるのも、メガネをかけずにコンタクトをいれるのもそのためなら、総入れ歯と噂されるナンシー夫人が、入念に仕立てられたスーツをキチンと着こなすことで若々しさを演出したり・・・


ハッキリ鮮やかな色を身につけるのも、色に負けないだけの容姿をまだ持っているとアピールするためのテクニックかなと思ってしまいます。


白と黒の装いが多かった歓迎晩餐会でのあのエメラルドグリーンのイブニングの目立ったこと!


すごい自信というより、自己演出なのです。


伊達に女優をやってたわけじゃないな、とつくづく思いました。

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