音と衣裳とボディーが三位一体
ファッションと音楽がピッタリ合体して、その時代を象徴するスタイルを作り上げたのは50年代後半からのことですね。
リーゼント・ヘアに革ジャンとジーンズ、ポニーテールにパラシュートスタイルは、50年代のアメリカ音楽には欠かせないものです。
また、ピシッと細身のコンテンポラリースーツのモッズは、60年代前半のモダンジャズ全盛のムーブメント抜きには語れません。
ロックがもっともホットなメッセージとなった60年代後半から70年代初頭といえば、すぐに思い浮かぶのが、ロング・ヘアにピチピチのTシャツとベルボトムのパンツ。
70年代後半は、パンク・ロックとパンク・ルック。
このように"メモリー"として残る(だから永遠でもあるのですが)ファッションには、音楽が不可欠な要素です。
音のメッセージには、バッグ カジュアルなどのファッションという視覚要素が絶対条件ということにもなります。
確かに、過去にも、"ジャズ・エイジ"と呼ばれ、20年代のファッションと音楽が結びついた時代もありましたが、それを享受できたのはごく一部の特権階級の人々だけ。
その後、ラジオ、レコード、テレビがごく当たり前の家庭備品として普及するようになり、このファッションの音楽化、音楽のファッション化現象が一般化したのです。